立川談志が亡くなりましたね。破天荒って言葉がぴったりの人でした。最後は家族に見守られてひっそりと息を引き取った様子。
人気落語家で、元参議院議員の立川談志(たてかわ・だんし、本名松岡克由=まつおか・かつよし)さんが21日に、喉頭がんのため、都内の病院で死去していたことが23日、分かった。
都内にある談志さんの自宅マンション1階にある酒店の店員で、30年来かわいがられたという吉田武彦さん(38)は、10月中旬に病院を見舞ったのが最後の対面となったという。病床での談志さんについて、「もともと細かったけど、より(顔が)こけてしまっていた」と振り返った。
声が出せない談志さんは、吉田さんを見ると手を上げたという。「ちゃんと会話をしたのは1年くらい前になる。最近は意識はしっかりしているが声が出ず、筆談をしていました」と明かした。
また、談志さんは10月20日の午後、同じ病院に入院していた吉田さんの父親宛てに、「見舞いに来ましたがねてましたので失礼します」と読みとれる震えたメモを残していた。談志さんの親族によると、これが最後の文書になるという。
談志さんは3年ほど前に「疲れるから」と酒をやめたが、手紙の投かんなどで店の前を通るたびに訪れ、大好きなNBAの話などをしていたという。子ども時代から家族ぐるみの付き合いだった吉田さんは「病気を乗り越えられないことは、本人も相当落ちていたと思うが、ああいうタイプだからごまかしていたと思う。悲しいが、来るべき時が来たという思いです」と寂しそうに話した。
名前を聞くと大物という感じの彼ですが、葬儀は密葬で行われ、近しい人も知ったのはその後だったとか。今後著名人を招いた葬儀も行われるんでしょうかね。