またも上地雄輔です。常連になりそうな勢いの彼の話題です。
自分に何ができるんだろう・・・と自分に酔った人間と、それを応援することで何かをしているような気分になる人達が起こした騒動としか言いようがない事例です。
批判を受けて物議を呼ぶような「妙案」は決して成功とは言えません。
「ぶーんぶんしゃかぶぶんぶーん」で有名な上地雄輔が、自身のブログで東北関東大震災に対する募金活動を開始すると発表した。しかし、その募金活動が義援金商法と呼ばれる募金を傘に自分が儲けようとする行動ではないかと非難の声が上がっている。
上地が募金活動について発表しているのは3月12日に掲載された「集まれ!!」でのこと。「緊急対策支援 遊助企画」と題されたその募金活動というのは、上地の公式モバイルサイト「上地雄輔モバイル」で地震の影響で中止となってしまった武道館ライブのリハーサルの画像を3枚セットで売り出し、その売上を全額被災地に寄付するというものだった。
この企画、一見するとかなり被災地のことを考えた素晴らしい行動のように思えるが、実は問題がかなりあるのだという。
それは、この募金をするために画像を購入するには、上地雄輔モバイルに315円払って入会しなければならないということだ。入会時にポイントが300ポイントはついてくるため募金名目の画像購入代の50ポイントは入会するだけで払えるのだが、これは募金という名目で有料サイトへの入会を募集しているのではと勘ぐられているのである。さらに、本当かどうか分からないが、噂では一人につき募金という名目の画像購入も一回しか出来ないという話もあり、そうなれば265円が上地の懐に入る計算になり、その噂が流れると一斉に上地を叩く声が上がってしまった。
おそらく上地自身は純粋に何か出来ないか考えて今回の募金を提案し、新たに有料会員を増やそうというのではなく、上地のサイトに入会している会員に向けてみんなで募金しようという計画だったのだろう。それがこんな批判の声が上がるとは、上地も予想外だったのではないだろうか。
義援金商法なのか、本当に募金なのか真相は分からないが、ただ上地を嫌いな人は多いことだけはよく分かるエピソードである。
一言で本当に考えが浅はかです。「やらない善よりやる偽善」を勘違いした典型と言える事例ですね。
こういう非常事態には異常な注目を集めたり人気者になってしまう事ってあるんです、とにかく異常な状況ですから。本人はそう思っていなくても、一種の教祖のような状態になってしまい、自分にできることを無駄に考えた結果今回のような物議の火種を作ってしまうのでしょう。
頭のいい人や、経済を良く知る人で有れば「黙って現金を送るしかない」と言う事実を知っていて、それだけを実行するのです。
それ以外のことをしたいのであれば、売名行為と偽善行為と呼ばれる覚悟をしましょう。
とにかく黙って募金しましょう。本気で現地に行って被災者を支えている人達を、資金面で支えることが一番無駄がありません。
あと、ボランティアになりたいと漠然と考えついた結果、現地に何も持たず飛び込み、結局自身が配給される食糧や援助物資を使わせてもらっている状況に陥っている迷惑者が増えているそうです。よく考えて行動しましょう。